アクセントリダクションのトレーニングを受ける(3)

前回の続き

American Accent Now!

アポを取って向かったのはLisa Mojsin講師が指導するAccurate English Center。
彼女のプロフィールはこんな感じ↓ (日本語版はコチラ

Ms. Mojsin has over 20 years of experience teaching accent reduction and communication skills to professionals from a variety of cultural backgrounds both in the US and overseas. She speaks five languages and holds a Master Degree in Teaching English to Speakers of Other Languages, a post-baccalaureate in education and a Bachelor’s Degree in French with a minor in German from UCLA. She has also studied in France and Germany. She has taught at UCLA-Extension, Santa Monica College, Loyola Marymount University, West Los Angeles College, and Otis College of Art and Design.

She specializes in working with clients in the entertainment industry such as actors, newscasters and announcers, where accurate pronunciation of English is a must. Her typical non-entertainment industry clients in the LA area are foreign born physicians, lawyers, software engineers and corporate professionals.
(http://www.accurateenglish.com/About_Us.htm)

UCLAにとSMCは母校だし、LMUもOTISもLAでは伝統のある人気校である。プロフィールを読むと、どうやら特にハリウッドの俳優や女優さん、そして報道関係の人々に発音矯正のレッスンを施しているらしい。ハリウッドがある映画の拠点ロサンゼルスには、スターを夢見て世界中から俳優や女優、音楽関係の人々が集まるから、そういう需要は必ずありそうである。現に、私の知り合いの数人の俳優さんらは発音矯正のレッスンを受けたことがあると教えてくれた。

ちなみに、前回にも書いたがUCLA時代に筆者は発音のESLレッスンを受けたことがある。これはよほど田舎でアメリカ人しかいない学校に留学した者でない限りは、共通して言えることなのだが英語というのはどうしても最初は外国人同士で話してしまうものなのだ。というのも、ネイティブの話すスピードが速すぎるのと、発音や語彙がよく理解できないからである。したがってSMCのようなコミュニティカレッジでは、留学生同士が友達になってたむろ、いや、勉強しあったり親睦を深める光景がよく目につく。もうかれこれ15年以上前の話だが、やはり筆者も同じようなものだった。小学校の頃から英会話を少しかじっていたのと、大阪府下の公立高校で最初に設置された「国際教養課」で特別英語に重点を置いた授業をうけていた、さらには中学校の頃にはそういえば「家出のドリッピー」もやっていた。なので、留学生の間、特に日本人留学生の間ではどちらかというと英語が得意な方だったように思う。
しかし、ネイティブにはなかなか通じないのが常で、大きな悩みでもあるわけだ。というわけで、カレッジ当時はなかなかアメリカ人の友人もできなかった。まぁ、こちらがかわいい女の子であったならともかく、勉強が特にできるわけでもないし、先方にはつきあうメリットがないから仕方ないかも知れない。また、あまり共通の趣味といえるものももってなかった。習うより慣れろとはよく言うもので、耳を慣らさないと、話す方もついてこない。結果、規定のESLコースはそれなりの成績で卒業したものの、アメリカの授業に特有のプレゼンテーションやディベート、クラスのディスカッションなどではやはりまだまだ苦手意識も強く、積極的に質問することなどもできなかった。

そんなことを思い出しながら、レッスンの舞台となる教室にたどり着いた。いよいよ次回は授業の内容です。ちなみに、後に知人も彼女のレッスンを受けていたことが発覚するのでした。

(授業風景イメージ)
LA Times
( Los Angeles Times photo by Richard Hartog)

続く

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。

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