LingoAcademy.TVのこれから

帰国後しばらく今後の方向性についてブレインストーミングを続けてきた。
いくつかコンサルティングの案件を抱えながら、やはり自分自身のスタートアップをどうすべきか、ソーシャルメディアでの位置づけをどうするべきか自分なりに悩み続けた結果、LingoAcademy.TVという新しいベンチャーに収束した。
ローカライズとオンラインマーケティングを中心としたLogkr Media, Inc.という会社も新たに立ち上げ、フロントエンドのサービスとしてLingoAcademy.TVを運営する。

LingoAcademy.TVは言語学習支援に特化した動画コミュニティサイトであり、最初の目標は10,000本のビデオを掲載するアグリゲーターとして7月中旬にローンチする予定。

今回また起業について振り返る中で優先したのは
1)日米のビジネスではなく、北米とアジアの市場に目を向ける
2)言語に関連したビジネス
3)動画メディアを立ち上げる

という点だった。よってソーシャルメディアコンサルタントとローカライズという自分の専門分野を中心にLogkr Mediaの設立を思い立ったわけだが、自身のメディアをもちたいという強い思いは打ち消せなかった。
そして、恐らく来年はインターネット動画チャンネルの時代がやってくる。つまりContent is Kingを世界が再認識することになるだろうという読みがある。Amazonも動画サービスを発表しているし、YouTubeは購読サービスをAppleはiTVを打ち出している。スマートTVという流れは間違いないが、電子出版と異なり「(異なるサイズの)画面を見る」という視聴行動は紙から電子に移行した読書(出版)に比べるとはるかにスムーズに移行が進むはずだ。日本でもHULUが多くのファンを獲得していることやYouTubeやニコ動が絶大な人気を博していることからも明らかである。

そんな時、特定のニッチカテゴリーで世界を制覇できたら素晴らしいと思った。イメージしたのは、例えばDiscoveryChannelやNational Geographicのような専門チャンネル。ならば言語で、それを抑えてみたい。

LingoAcademy.TV

(続く)

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立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。

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