アメリカはチャンスの国である。それは、どんな人間にもチャンスを与えてくれるということだ。例え、過去に大きな失敗をしようが、破産しようが、もしかしたら犯罪を犯したって、本人が成功に向けてひたすらな努力をするとそれを認めてくれる。移民大国アメリカは、それを外国人にもちゃんと機会を提供してくれるというのが素晴らしいところでまだまだ日本が真似できていない部分である。私はもう人生の半分をこちらで過ごしつつあるが、日本にいた時は貧乏で、苦学生で、大学受験に失敗し続けた人間も、このアメリカで再起を図ることができた。永住権は家族にまで発給されたのだから、なんとも有難いことだ。
(画像はLeague of LegendのパブリッシャーであるRiotGame主催の上海でのイベント)
さて、そんなアメリカのすごさを実感するニュースが表題の件。
ニュースとしては古い記事だが、今朝通勤中のラジオで耳にしたニュース。
TIMEの記事
Pro Gamers Get U.S. Work Visas, Thanks to Industry Lobbyists
The news comes ahead of the League of Legends Season 3 World Championship (LCS), a league based on the battlefield video game, which will take place in Los Angeles at the Staples Center beginning in September and culminate with the final showdown in October. Since the ruling in late May, Riot Games tells TIME two competitors have secured visas in order to join U.S.-based teams. Danny “Shiphtur” Le moved from Canada with a P-1A visa to join Team Coast, a North American LCS team based in Southern California while Edward “Edward” Abgaryan, a Armenian citizen, was able to leave Russia to join Team Curse, a North American LCS team based in Las Vegas. The LCS is now officially recognized as a sports league just like the NBA, NFL and NHL.
To win the visas for its players, the Santa Monica-based company had to prove evidence of the industry’s contributions, which included comparing the viewership to major broadcasting sports events. According to a Gamespot interview with Riot Games manager Nick Allen, last year’s World Championship Event event drew a 1.1 million peak concurrent viewership and more than 8.2 million total unique viewers worldwide for both television and online. But the buck doesn’t stop there.
The event rakes in enough cash that this year’s winner will receive $1 million out of a $8 million prize pot. The event is so large that the company hosts it at the Los Angeles’ massive Staples Center as well as two other venues. The new immigration stipulation could be a boon for the gaming industry in terms of recognizing gamers for their economic value.
Read more: http://newsfeed.time.com/2013/07/16/gamers-are-the-new-athletes/#ixzz2bS5dlqRN
このプレイヤーはLeague of Legendのプロゲーマー。以前Razerのソーシャルメディアエバンジェリストをしていた時にも東京ゲームショウで韓国のプロチームの戦いぶりを目の当たりにしたが、FPSやRTSをプレイする際の彼らの視線の動かし方と指さばきはもはや人間の域を超えている感がある。(笑)LOLというシュールな短縮表記はさておき、筆者は名前は聞いたことあるが、やったことないのでゲームについてコメントできない。。。公式サイトはコチラ
ので、YouTubeで見つけた世界大会の動画を貼ってみる↓
カテゴリとしてはMultiplayer Online Battle Arenaとなっている。(Wikipedia)マイクロトランザクション課金型で、基本無料のゲームらしい。
日本ではあまり取り上げられなかったようだが、ネギタクはさすが。
League of Legendsのプロプレーヤーがアメリカ政府にスポーツ選手として認定される(Negitaku)
過去に私自身学生ビザや投資家ビザなどを経て永住権と、実に6回のビザ申請を行い従業員にもビザサポートをしたことがあるので、かなり詳しくなったのだがさすがにここで述べられているPビザというのは関わったことがない。(Oビザは周囲からも聞いたことがある)
<P1ビザ概要>
取得条件:
個人としてもしくはチームの一員として国際的に知られているトーナメント等に出場すること
有効期間:
スポーツ選手 ・・・ 最長5年間、ただし申請時に提出する米国での活動予定より長くなることはない (更新は最長10年まで)
(Tomita Law Office)
Negitakuでも書かれているが重要なのは、このような先例ができることで後に続く人間が増えていくということ。まさにプロゲームの規模とポテンシャルが移民業界でも認められた瞬間というわけだ。
プロゲーマーの中にはFatal1tyなど有名な選手は数多く存在し、世界には1億円以上の年収を稼ぎだす個人やチームもたくさんいる。今回の彼はカナダ人だが、チームで参加するため毎回アメリカを訪れていたが、賃金を稼ぎだす「就労」にはカナダ人といえど労働ビザが必要になるため、今回正式にビザを申請するという運びになったらしい。(ラジオでは一度入管でもめたとかいってたような気がする)これで米国政府もきっちり税金を徴収できるわけだ。
どうも近くに引っ越してきたそうなので、またどこかのイベントで彼らのチームのプレイを見れることを楽しみにしている。
ちなみに筆者自身は最近はゲームといえばもっぱら将棋ウォーズ。一級の壁に向けて、日々研鑽する日々だが。。。将棋の道は奥深し(笑)
しかししばらくまともなゲームやってないなぁ。