週末は家族で出かけていたので、iPadを知人に預け検証してもらっていた。
これまでに気づいたことは
1.片手でもつと結構重たい。両手でもつと、特に横画面だといい感じである。
2.ウェブサイトでの文字の拡大はかなり便利、たかが「大きなiPhone、されど大きなiPhone」という感じ。画面サイズはモノをいう。
3.動画の視聴もiPhoneに比べかなり便利
4.入力用キーボードはかなり大きいので便利
5.写真ギャラリーは大画面にも関わらずかなり出来がよく、JPEGでマンガを表示したらそれだけで電子ブックリーダーになる。
6.地図もかなり見やすい
7.純正のケースは肌触りといい、デザインといい今一つという感じ。アクセサリーのアフターマーケット市場は盛り上がるだろう。(品種は減ると思うが)
8.スピーカーはiPhoneよりもかなり音質がいい。(これはサイズだけによるものなのかどうか分からないが、同音源で比較してみた結果。ちなみに測定時は2名の音楽の専門家がいたのだが、意見は私と同じだったのでほっとした 笑) 立てかけておいたまま静止画をスライドショーで映しつつ、音楽を聴いたり、そのまま動画を視聴したりするにもいい。DVDのポータブルプレイヤー市場にとっても大きな脅威だ。(持ち歩くならiPadのほうがかさばらずに圧倒的に便利である)
5については特に注記したい。EPUBやキンドル用フォーマットでも結局はJPEGからの圧縮になっていた訳で、そう考えるとすでにiBooksやKindleAppの日本語対応を待たずに、すでにコンテンツ配信の体制は整ったわけである。マンガがこれだけ読みやすい端末はかつてなかっただろう。(検証の仕方の問題でさすがに公に動画をお見せすることができないのが残念だが)
日本では「大きなアイフォーン」と一部で揶揄されているらしいが、そういう意見はアメリカでも最初から出ていた。しかし、実際に手にしてみるとそのサイズの違いというのが本当に大きな違いであることを感じさせられる。少し雰囲気が違うかも知れないが、これは例えば狭い日本の家屋でも25年以上前には主流だった14~21インチなどというテレビは今ではすっかり陰を潜めてしまい、昔なら「どこにこんなもの入るんだ!?」という位のサイズの大型液晶テレビをリビングに据え付ける家屋が増えてきたことにも似ていると思う。サイズにはそれなりに意味がある、というのが一つの説明、そしてもう一つは画面のサイズと端末(筐体)のサイズとの差異である。キンドルDXとの大きさ比較を初日にしたが、iPadは画面のサイズがほぼそのまま筐体のサイズとなっていることで、無駄のないコンパクトなデザインになっており画面が非常に見やすい。ベッドルームに置くなら間違いなくiPhoneよりもiPadだろう。
NINGでできた電子出版SNSの画面もきれいに表示されている。
これでNINGを用いた課金制会員サイトもうまく機能するし、デザインを少し変えればそのままで電子会報的な役割を果たす電子出版コンテンツの出来上がりである。世界標準であるオープンソーシャルに対応しているNINGと電子出版およびソーシャルメディアという組み合わせは、極めて親和性が高いと思うし、そのためのパーソナルブランディングがブログと(当面は)ツイッターで成されていくだろう。