先週は少し休暇を取って家族でサンディエゴに行った。メインはレゴランド初体験で、これがまたすごく嬉しいサプライズだったので、その感動は別の機会にブログで伝えるとして、今回は表記の通り、不在中にオフィスに届いていたKindle DXのレビューをしたい。注文したのはかれこれ4週間程前だったと思うので、在庫切れでかなり待たされた。6月下旬に発売された時のストックはすぐに完売したとのことだが、一体どれくらいの数が売れたのだろうか。。。電子出版業界に身を置くものとしては今回の新生産ロットの数も非常に気になるところなのだが。。。
届いた状態と箱を開けた状態はこんな感じ。これは以前に購入したKindle2とサイズは違うものの基本的に同じである。
Kindleすらご存知ない方が多いと思うので、DXと言われても「何がデラックスなんだ!?」と不思議がられる方が大半だと思うので、下記に仕様比較をアマゾンの公式サイトより転載する。基本は(液晶)サイズが大きい(DXが9インチワイドなのに対してKindle2は6インチ)のとPDFビューアーが標準搭載されていること(Kindle2ではコンバートしていた)、そしてiPhoneみたいに持ち替えた際に画像が縦横入れ替わる機能がついたこととそれに応じてボタン配列が少し変わったこと(一部では不評らしい)くらい。
製品スペック比較
Compare Kindle with Kindle DX
Display
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6″ diagonal E Ink® |
Size
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8″ x 5.3″ x 0.36″ |
Storage
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1,500 books |
PDF Support
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via conversion |
Rotating Display
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3G Wireless
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Books in Under 60 Seconds
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Text-to-Speech
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Whispersync
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Price
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$299.00 |
Display
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9.7″ diagonal E Ink® |
Size
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10.4″ x 7.2″ x 0.38″ |
Storage
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3,500 books |
PDF Support
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native PDF reader |
Rotating Display
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3G Wireless
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Books in Under 60 Seconds
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Text-to-Speech
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Whispersync
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Price
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$489.00 |
製品サイズ比較画像
最初に持った印象はかなり大きめに感じるのだが、実際にコンテンツを表示させてみるとかなり見やすいことに気づく。学生向けにテキストブックを電子版に切り替えようとしているアマゾンの意図はKindle2よりはDXでより達成されるのは間違いないだろう。後はコストで、Kindle2の299ドルに対して489ドルという割高なコストをどう見るかだが、意外と最初の学期で教科書を購入する際に比較検討してしまううちに解決してしまうかも知れない。試しに電子版が販売されているテキストの価格をいくつか比較してみたが、140ドルに対して90ドルなどという大きな差がでているものもあり、メジャー(専攻)によってはKindle購入の決断は意外とすぐにでてしまうケースが多いのかも知れない。当社がアップしているような日本語を表示させるコンテンツはPDFビューワーを搭載しているDXのほうがはるかにスムーズに表示される。(iPhoneのKindle Appでもかなりスムーズだが、如何せんサイズが。。。)
最後に、PRになってしまうが当社はすでに日本語と日本文化に関するコンテンツの電子出版社としてKindleにいくつものコンテンツをアップしてきており、今月からいよいよ売上も順調に推移し始めている。アメリカ人が好むようなテーマのコンテンツをいくつも並行して制作・編集しており、月末までにはかなりのラインアップが出揃う予定である。自慢のコンテンツを当社を通じて海外の電子出版市場で販売したいという野望をもったコンテンツホルダーやクリエイターの方がいれば、ぜひとも当社までご連絡頂きたい。
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