先日Verizonの既存顧客のみに先行予約販売したところ、17時間で完売してしまい、初日の売上では記録を打ち破ったというニュースが話題になったVerizonのiPhone4だが、「通話とブラウジングが同時にできない」とか「データ転送の速度が遅い」などの否定的な噂がある中、やはり人気は集中しているようだ。何しろ、Verizonはアメリカでも最大のネットワークを誇り、その通話品質には定評がある。これらのネガティブな噂に対して、「そもそもまったく通話のできないAT&Tよりはいい」という意見に妙に納得してしまう人は筆者だけではあるまい。
(すでに本日のピックアップは売り切れてしまったらしく、出荷日が1週間後になっている)
と、いうわけで日本から一台購入を頼まれたので早速先行予約をしてみました。
NYに出張していて気になったのは、空港で見かける人たちの大半がiPadやKindleを持っていること。そして、空港でも市内でもiPhoneのシェアが抜群に高い。
アンドロイドOSの出荷数量も伸びているらしいが、今のところはやはり断然iPhone優勢である。Verizonとの提携で、iPhoneシェア増加に拍車がかかるのは間違いない。また、今回Verizonは通常のデータ無制限($29.99)プランに加えて、モバイルホットスポット(2G&3G)というプランを$49.99で提供している。これは、Teathering、つまりiPhoneをハブとしてiPadやネットブックなどの他の端末をWiFi経由でつなぐことができるというもの。
How does 3G Mobile Hotspot & Mobile Broadband Connect work?
With Mobile Broadband Connect, you can use your iPhone as a modem for your computer when you connect the two using a USB cable, enabling you to access the Internet.
3G Mobile Hotspot will allow your iPhone to act as a portable hotspot for up to 5 Wi-Fi enabled computers or other devices — including iPad and iPod touch — enabling them to access the Internet.
Additional Usage billed at $20 per GB. When your smartphone is connected using 3G Mobile Hotspot, all data sent or received by your iPhone (including data sent or received by any Wi-Fi devices connected to it, or by your smartphone itself) will be billed according to your 3G Mobile Hotspot feature, and not according to your iPhone data feature.
これまでも似たようなサービスがあったが、これをiPhoneと絡めて一気に売り込もうということか。
よくよく考えたら、「無制限利用」がもはや大前提になっている家庭用インターネットの利用料金と同じような料金を携帯端末専用の通信で課金できるのだから、そもそもスマートフォンのデータプランって高いような気もする。2011年度で1100万台の出荷を目指しているとか、端末を販売する店舗を一気に数千店舗増加する予定だとかのニュースが飛び交うVerizon、利益増加の一途を辿るアップルにくっついて、Verizonも収益増加間違いなし!?
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