夫婦ワルツ

妻と結婚する少し前、テレビで社交ダンスの番組をやっていたらしい、らしいというのは当時私はアメリカで彼女は日本でしばらく遠距離のつきあいだったからである。しかし一緒にダンスを学ぶ機会などそうそうなく、(幸いにも)子宝に恵まれた我が家はどんどん忙しくなっていったのでそのままになっていた。
それから13年近く経って、ひょんなことからダンスを学ぶ機会がやってきた。正直気恥ずかしいのだが、長い間彼女が待っていたのをよく知っているので、一緒にレッスンを受けるようになった。最初は日曜日だったのだが、木曜日の夜に変わるらしく、今週の木曜日は初めての平日レッスン。勿論子供達も同伴である。

最初はワルツ。やってみると意外に面白いし、さすがに万人向けなだけに正直ゴルフより簡単(今のところだが)だと思った。が、木曜日は初めてのスイングダンスにも挑戦、こちらはワルツのような優雅な踊りではなく、激しい踊りなので体力を使う。足腰が強くなりそうだ。そういえば一昨年や去年、部下の何人かがサルサのレッスンを受けていたのを思い出した。まさか自分がやってみることになるとは思わなかったが、夫婦間のちょっとした新しい刺激で新鮮な気持ちである。日本の踊りとは違い、必ずペアでやるために男性のリードなど学ぶべき点も多い。みなさんも夫婦(めおと)ワルツ、如何でしょう?(笑)

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。