ソーシャルメディア革命という本を出すからには、その「革命」の意義を知っておく必要があると自分では思っている。
そして、そこには光と闇がある。
ということで、今世界でも最も凄惨な状況となっているアフリカのコンゴについて、見聞を広めるためにNYにやってきた。
昨日はコンゴから難民としてアメリカにきた、ある若者をインタビューした。彼が現在執筆している本を翻訳して日本でも出版するためである。
彼はかつて何度も生命の危険に瀕している。それでも、真実を伝えることをやめようとはしない。実は、こんなことを書いている私でさえ、ちょっとした身の危険を感じるほどだ。それほど真実は深い闇の中にある。それはいわば資本主義の闇が生み出した部分ともいえる。
600万人とも700万人ともいわれる人間が殺され、女性はレイプされ、子供は強制労働やレイプの対象となる。まさに地獄絵図そのものだ。
重要なのは、その理由を理解することだと思っている。恥ずかしいことに、私自身も最近まで具体的なことを何も知らずにいた。しかし、ドキュメンタリーを製作している友人から詳しい話を聞くにつれ、その悲惨な物語に心を奪われている。
正直、600万人が殺害された、と聞いても私たちの多くにはピンとこない。アフリカでは日常茶飯事に起こっていることなのではないかとすら思ってしまう。
そして、紛争はアフリカ人同士の問題だから自業自得だと思いがちである。しかし、真実は違うところにあるようだ。
もしも、この大量虐殺がアフリカ人同士のせいでなかったとしたら。もしも、私たちがその虐殺に間接的に関わっているとしたら。私たちはどういう態度を取るべきだろうか。私たちの良心は何とささやくだろうか。
コンゴの人口は6600万人とされる。その内の10%が虐殺されていることになる。比率にすると、日本ではまさに1200万人が殺されているようなものだ。つまり東京都の人口にも匹敵する。
私たちに何ができるのだろう。一つ言えるのは間違いなく、これは「お金」で解決できる問題でないということ。コンゴの問題はその豊富な天然資源を巡って繰り広げられている。お金を送るのは問題を助長するに過ぎない。
具体的に何ができるのか。。。これを昨晩から真剣に考え続けているが、これといった回答がでない。しかし、例えば1億人の人口が現地に行って、現地の市民の盾になり、その惨状を世界の全てに対して報道したら、世界は反応するかも知れない。つまり、現状私にできることは、この問題についての「意識」を高めること。人々の関心を高めることである。マスメディアが報道しない事実。それを伝えるのがソーシャルメディア革命の一つの側面である。
もしも、私が起こすこの「ソーシャルメディア革命」がコンゴの問題を解決することに貢献することができたとしたら。。。
私の心は安らぐだろう。
もしも、あなたが起こした一つのアクションがきっかけで、この問題が解決したとしたら、あなたはどう感じますか?
私はこれから、この意力ブログで、少しずつ私がコンゴの現状について学んだことを公開していきたいと考えています。そして、もしもそれが読者の目に留まり、その読者がこれまでまったく考えてみたこともなかったこの、「この世の地獄」についての問題に向き合うきっかけとなったら、心より嬉しい。
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真剣にコンゴの難問を取り組んでいる姿がいい!
Go for it!
2011 年 1 月 22 日
Yes, I’ll keep marching on!!
AAさん、いつもご声援ありがとうございます。