(この連載はティーンエージャーを対象に書かれているため、文章が平易になっていたり会話文が使われていたりするなど他のエントリーとは表現が異なります)
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実はこの連載をスタートする時に、「縞馬」を「シマウマ」とするかどうかについてしばらく考えた。でも、君たちに敬意を表して漢字を使うことにした。そうじゃなくても世の中にはカタカナが溢れてるし、だいたい縞という字くらいこれで覚えてもいいじゃないか。君たちはいつまでも子供じゃないんだから、漢字もしっかり学ばないといけない。このブログをきっかけに君たちの漢字のボキャブラリーが一つや二つ増えたら、それはそれで僕は嬉しい。何で糸編に高いと書いて縞(しま)と読むのか、そんなことに思いを馳(は)せてみるのもいいんじゃないだろうか。それは決してくだらないことなんかじゃない。
立派な人間はいつも向上心をもっている。向上心というのは常に上に上にあがろうとする心のことだ。そのための一つのカギはとにかく本を読むことだ。「乱読」っていうことばがある。とにかくなんでも手当たり次第に読むことだ。若い時はそれくらいのパワーがあってもいい。そして、難しすぎる本があれば横に置いておけばいい、また大きくなったら読めるようになる日がくるかも知れないから。こういうのを冗談めかして「積読」(つんどく)って言う人もいる。僕にも何度か、こういう挑戦があった。中学校の時に買った「放浪記」(ほうろうき)という本は当時の僕には本当に難しかったので、結局しばらく読んでそのままにしてしまったし。高校生の時に読んだニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」という本にいたっては、何とか最後まで読んだけど、ほとんど頭に入らなかった。「ニーチェってのは難しいことを言う人なんだなぁ」というくらいの実感しかなかった。今、このニーチェという人の本を分かりやすく説明した本が日本で売れているらしいから、チャンスがあったら手にとってみてもいいんじゃないか。本のタイトルをググってみれば、どういう本かはすぐに分かる。ググるってのはインターネットでグーグルという検索(調べること)サイトから調べものをすることだ。世界中の人がこのサイトを利用している。インターネットの力はそれくらいすごいものなんだ。
2010 年 6 月 4 日
[…] ど、そんなのバカらしいと思った。だって、人間なんてホントにいつどこで死ぬかわからないんだから。「悔いを残さない」そっちのほうがより本質的なわけだ。 伝言6 7 8 へ […]
2010 年 6 月 4 日
[…] 縞馬と書いてシマウマと読む – 縞馬たちへの伝言6 | 立入勝義の意力(いちから)ブログ - 北米発IT情報・電子出版・ソーシャルメディア 2010.06.04 at 8:08 AM 1 […]