オス縞馬たちへの伝言 – 縞馬たちへの伝言10

(この連載はティーンエージャーを対象に書かれているため、他のエントリーとは文章表現が異なります)

いよいよこの連載も10回を迎えた。これも、読み続けてくれている君たちのおかげだから、とても感謝している。ありがとう。

さて、記念すべき10回目の今回は男の子たちに向けたメッセージを書きたいと思う。そうオス縞馬君たちへのメッセージだ。

僕には4人の娘がいて、みんなとてもかわいい。もちろん美しくて世界最高の奥さんもいる(笑)から家の中には5人も女性がいる。男は僕一人だけだ。それで毎週末子供たちと公園に行って遊ぶんだけども、やはり女の子と男の子は遊び方が違う。僕は一つ年下の弟(とても背が高くて190cmくらいある)との二人兄弟で育ったから、女の子と遊ぶよりはやっぱり男の子と遊ぶほうが楽しいと思う。だから、いつか男の子が我が家に加わるのを楽しみにしている。

そういう僕にとって、君たちは弟みたいなもんだ。そして、伝えたいメッセージというのは「文武両道を目指せ」ということだ。男なら強くあってほしい。だから、勉強するのと同時に身体も鍛えるべきだ。格闘技でもいいし、スポーツでもいい、なんでもいい。特に若い頃に鍛えるべきだ。
そうすることの良さは後で痛いほどよくわかる。僕は中学・高校とずっとクラブに所属していたので、夏休みは毎日部活だった。そのおかげか、いまだに太りにくくて、体重も高校生の時と変わらない。太るといろんな病気にかかりやすくなるから、太らないだけでも感謝だ。

文武両道というのは、頭と身体を鍛えることだけれども、そうすると同時にも鍛えられる。腕力がついたからって、それを弱い者いじめに使うようでは最悪だ。「力」というものは弱いものを守るためにあるのであって、やっつけるために使うんじゃない。どうせだったら強いやつに向かっていってコテンパンにやられるくらいがいい。僕は昔からそう思っていたから、中学生の頃から大好きな三国志を読んでも、やっぱり文武両道の武将にあこがれた。趙雲とか関羽とか、張遼なんかが大好きだ。彼らを使っていた君主たちも本当に彼らを頼りにしていたに違いないのが大人になった今ではよくわかる。(でも実は一番好きなのは周瑜と龐統だったりする、なぜかって?彼らがとっても人間くさいからだ)

いずれ家族ができたり、守るものができた時にやっぱり力がないと悔しい思いをすることが多い。
だから、オス縞馬よ、文武両道を目指せ!

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立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。

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