日本ビジネス衰退の原因も復活のカギもガラパゴスにあり

長いエントリーが最近なかなか書けなくなってきているので、試みの地平線ということでしばらくモバイル投稿もやってみようかと。

経済学の難しいことは分からないけど、最近の大手メーカー弱体化、ブランド力の低下を見ても、問題の本質はガラパゴスにある。

前から言っているが、鎖国に戻るのも一つの手である。しかし、国際世論も国民もそれを良しとしないであろう。縮小し続ける国内市場に依存することは甚だ危険であり、明治前の日本に戻ると考えると極論とは言えきついものがある。かものはしプロジェクトが日本で活動しないといけないような世の中は最悪だ。

よってガラパゴスを国民が見捨てるのも一つの手である。過剰梱包、過度なホスピタリティとカスタマーサポート、独自規格。日本の独自規格が世界を席巻する図がもはや想像できない。。

先ほどの投稿に戻ると、日本女性の柔らかい感性や力強さは世界でも通じるかも知れないが男性の力は通じない。男性主体の日本のビジネスシーンのそれぞれのスタンダードが要は時代遅れでレベルの低いものなのだ。ガラパゴスを見つめ直すことの一つは、従って日本社会のジェンダーバランスを見つめ直すことでもあろう。
(続く)

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。