ソフトバンクがスプリントの買収を完了

Sprint-Softbank merger a done deal（CNN）
もちろん日本では大騒ぎになっていると思うが、米国時間の7月10日無事にソフトバンクによる米国第三位の携帯キャリア　スプリントの買収が完了したと報じられた。
Tech Crunchでソフトバンク社が買収が10日（米国時間）に買収を完了する見込みだと報告していた割には、朝から静かだったのでどうしたものかと思ってていたが、さすがにきっちり完結していたらしい。
スプリントは米国大手では唯一Unlimited Data Planを提供している携帯キャリアである。（AT&Tとは通信規格上の問題から違いデータと通話を同時には利用できない）

Softbank has officially completed its $21.6 billion acquisition of Sprint Nextel, Sprint announced Wednesday, finally closing a merger prolonged by a bidding war between SoftBank and Dish Network.

Japan-based Softbank is paying $7.65 per share in cash (about $16.6 billion) for a 78 percent ownership stake in the new company. The deal, which Sprint shareholders overwhelmingly approved late last month, won the unanimous approval of the Federal Communications Commission last week.

Dan Hesse will continue to serve as CEO of the new company, which will drop the Nextel to be known only as Sprint, while Softbank’s Masayoshi Son will become the new company’s chairman of the board of directors.

216億ドルという巨額買収を通じて78％の株式を得る。衛星通信大手の米Dishネットワークとの競争になって価格が当初より引きあがった格好になったが、ソフトバンクに軍配が上がった。
しかし、これはアメリカに住んでいる日本人から見ると、日本から見るよりもさらに驚異に感じる。これで孫正義の名はなかなか影の薄い日本人の起業家の代名詞としてアメリカで取りざたされることになるだろう。
CEOを含め人事刷新などはせず、孫氏は役員代表の座におさまることになる。社名はこれまでのSprint Nextel からNextelを落としSprintだけになる。
Buy.comが後ほどRAKUTEN.COMに名称を変更したように、やはり後ほど社名はソフトバンクになるのだろうか。興味津々である。孫正義の逆黒船襲来のインパクトを今後も見守りたいと思う。