実は「ソーシャルメディア革命」の中には日本ではまだだれも知らない新しいスタートアップについてのスクープがあった。
(目新しいモノは何もなかった、と書かれたかたは、これを見逃してたに違いない 苦笑)
それがこのSimplyevents.com。近々Mashableでも取り上げられる予定なので、その際には翻訳文を公開したい。先日は開発者のJimmy On氏を単独インタビューしている。IT、特にソーシャルでは時代の最先端をいっているアメリカに住んでいるソーシャルメディア・ブロガーの利点としては、このような情報に誰よりも早く辿りつけることにある。
ということで、先日のStartuptoStartupというITスタートアップ系のイベントで正式に告知されたSimplyevents.comについて触りをお伝えしておく。
このサービスはイベントに特化したソーシャルネットワークである。
ユーザーはまず自分のアカウントを作成し、自分の予定を他者と共有する、この行為をSimplyEvents.comでは「シャウト」と名付けている。
Twitter上の「つぶやき」とは異なり、「シャウト」することは周りに広く告知することを意味する。
例えば、「来週のE3ショーに参加します!」みたいな感じ。
ユーザーは他のユーザーを「トラック(Track)」、つまりフォローする。この辺りはツイッターやフェイスブックと同じである。
トラックする対象には
1) イベント
2) ユーザー(ファン)
3) アクティビティ
4) 場所(べニュー)
がある。類似のサイトにはPlanCastがあるが、こちらよりは遥かに高機能だ。(実際にはβサービス開始時にかなりサービスを限定したらしい)
昨年マイクロソフトが主催したスタートアップ系のイベントでも受賞しており、MSからソフトの無料供与などのバックアップを受けている。
日本では最近アテンドが有名なようだが、こちらはどちらかというと掲示版+αという感じでソーシャルサイトとはまだ呼べない。(ただ、特化している分だけ使い勝手がいいのも確かで活用しやすそうだ)
噂によると、最近グーグル出身の二人が立ち上げたWhereBerryというサイトよりも、こちらのほうが遥かにできがいいとMashableに指摘されたことにより、WhereBerryの創業者二人もすでにSimplyEventsに登録して内情を伺っているとか!?
Mashableの記事 Whereberry Helps You Make Real-World Plans With Friends
開発者で共同創業者のJimmy Onによると、当初はイベントに特化した検索エンジンを作成する予定だったそうだが、途中でソーシャルの波を感じ、そちらに方向転換したという。
LA発の本格的ITベンチャーのSimplyEvents.comをこれからも意力ブログでは追いかけていく予定だ。