2014年9月9日午前10時（米国太平洋時間）、クパチーノでアップルの新製品を発表する特別イベントがあった。
ライブストリームはコチラのアップル公式サイトで世界配信された
まとめは下記の通り
目玉商品は下馬評通りのiPhone6（アイフォーン６）。4.7インチに加えて5.5インチのiPhone6 Plusがリリースされた。
アイフォーンのサイズ比較4.7インチは例えばHTC Oneやサムソンギャラクシーのような人気アンドロイド端末と同じ人気のあるサイズ。
Plusは5.5インチでこれはギャラクシーノートS3（5.7）とほぼ同じサイズになる。デザインはやや丸みを帯びて３GS以前の初代アイフォーンに戻った感じがする。
Apple – iPhone 6 and iPhone 6 Plus – Seamless
カラバリと価格はこんな感じ。いつもの如くイベント中にはアップルサイトはダウンして、もう新商品が公開されている。アメリカでの出荷は今月19日から。
画面サイズの比較表 これで市販品が全部Retinaで統一された
新たな電子決済サービスとしてApplePayが紹介される。日本で流通しているお財布ケータイみたいなサービスだが、本気でクレジットカードを潰しにいこうとしているのが伺える。カードのように名前が要らない、とか、カードと違って失効しない、などなど。しかしスマホを盗難のリスクがますます増えそうな感じがするのだが。。。先日ハックされて大被害を被ったターゲットの名前もでたが、それ以外にもディズニーやウォルマート、マクドナルドなど名だたる大企業の名前が提携先として紹介された。
詳しい技術などはこちらに詳しい↓
アップル、電子決済サービス「アップル・ペイ」を発表（WSJ）
そして、恒例のOne More Thing。ついにこれまで散々話題になってきた腕時計型ウェアラブルデバイスの登場だ。
その名もiWatch（予想通り）Apple Watch
ひねってきた？（笑）
アイフォーンとの連動機能のデモ実演。アイフォーンから送ったメールがプッシュされたりするらしい。なぜ友達に心拍数を送る必要があるのかは疑問だが、例えば高齢者の介護なんかに使える可能性があるかも知れないと思ってみたり。（孤独死も防げるかも知れない！？）
時計のデザインと機能の面では欠かせないクラウンに注目した点が面白い。なるほど、ジョグダイヤルみたいと機能は同じといえば同じか。
デモ動画発見
iWatchのレビューはコチラに詳しい。価格は$350から。
ラインアップはスポーツ、エディション（まるでアートみたい）の計３つ。発売は来年以降になりそうだが、待つ甲斐はあるとティム・クック。
最後はU2が紹介され、生演奏。最後に新作をiTunesで５秒以内に無料配信するという約束をティム・クックとするという趣向が凝らされて会場が盛り上がる。
今回はかなり盛り上がった感じがストリーミングからも伝わってきた。
全体の印象としては、「これまで最大のリニューアル」と何度も謳ったアイフォーン６や、「打倒クレジットカード」を謳ったアップルペイに、「これまでの時計の概念を打ち崩す」と語ったiWatchなど、既存市場に果敢に挑戦してきたアグレッシブなアップルの姿を感じさせられる発表会で前回よりはだいぶテンションが高かった感じだ。（iWatchの発売が遅かったのだけみんながっかりしてたのが伝わってきた）筆者もアイフォーンからアンドロイド（HTCｘ２台）に切り替えて久しいのだが、最近ダイヤルするのにえらく時間がかかる（ひどい時には２分とか）などスローになってきているので、今回の６の大画面は魅力的に映った。ただ、Plusは少し大きすぎるので個人的にはパス。ただGalaxyNoteの愛用者には魅力的に映るのではないか。iOS8も楽しみだ。また余談だが、Karaoke, Sushi, Emoji, Zenとか日本語キーワードが連発されたのも興味深かった。ジョブスが日本文化に傾倒していた名残がアップルのDNAに脈々と受け継がれているのが伺える。
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