今回初めてiPadを持参して東京に出張したわけだが、やはり実体験は本当に重要だと思う。
巷の電子出版に関する論争や書籍を見ていて思うのだが、私が首をかしげるような意見がでてきた場合の多くは実体験をもとにせず伝聞のみを頼りにコメントされていることが多い。いわゆる噂の又聞きの又聞き、みたいなやつだ。iPhoneの時にもさんざんそういうことがあった。詳しい内容はうぃる爺に直接ぶった斬ってもらうことにして、今日はこれから日本でも爆発的に普及するだろうiPadを活用する方法を二つお伝えしたい。
と、言っても大したことではなく、下記の二つのアイテムを利用するだけで断然iPadが使い易くなるという話である。(もちろん両方共うぃる爺のお墨付きです)
まず、第一にBlue Toothのキーボード。実は意外にiPadのキーボードは使いづらい。サイズが大きいから使い易いだろうというのはかなり安易な発想で、実際には1)画面が見づらい、2)間違えたキーを押しやすいという点で外付けキーボードを強くお勧めする。またこの点で、やはりスタンド式のケースがあった方が圧倒的に便利である。
画面が見づらいのは分かるが、なぜキーボードが打ちにくいのか。これはiPadのキーボードがなまじ大きい(特に横置き時)ために普段のタイピングに感覚が近いためである。人間というものは全く異なるものや新しいものに対応するほうが、普段慣れているものに中途半端に似ているものに慣れるよりも簡単である。例を挙げると、英語の発音でいうところの”TH”音がそれだ。いわゆる「代用」をしてしまいやすい、LとRの発音の区別なんかに比べるとはるかに対応しやすい。またカタカナ英語で覚えてしまっている単語の発音矯正なんかも同じく。日本語と文法的に似ている韓国語をマスターする際にも日本のカナと全く異なるハングル文字を学習する際にはいいが、上級者になると、日本語と韓国語が似ていることからくる勘違いにしょっちゅう悩まされると聞く。そして何よりこのキーボード、間違って打っても指の感触も特別な音もしないのでわかりにくい。
次なるアイテムは携帯用小型無線ルーターである。うぃる爺の強い勧めで今回の出張時に何としても手に入れたいと思っていた商品だったが、有楽町のビックカメラで発見した。筆者のイチオシ商品はこれだ。ちなみに筆者は3800円で購入。
地元の人にとってはどうか知らないが、筆者を含めた出張者は東京でWiFi(無線LAN)環境がないことに苦しめられることが多い。ホテルでも有線LANはあっても無線LANがなかったり。このルーターを使うことで有線LANを無線に切り替えることができるのでiPadのWiFi版も簡単にネットにつながるようになるわけだ。しかも、ラップトップにも大抵は無線LANがついているので、同時に二台が接続できるようになる。ネットカフェなども含めて有線LANの方は結構あちこちにあるものなので、これをつないで複数の端末をシェアしたり仲間内でネットワークを共有したりも簡単にできることになる。初期状態の設定ではWEPなども設定されていないのですぐに接続できる。電源はUSBから取ることになっているが、iPadなどに使うアップル製のUSB電源アダプタを使えば普通のアウトレットからも充電できる。
3G版を購入される方にはあまり関係ないかも知れないが、それでも海外ローミングは高い。(ソフトバンクの孫さんは海外ローミングも固定で、という発言をしているようだが)
ぜひお試しあれ!
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2011 年 7 月 19 日
おっしゃる通りですね。
なまじ通常のキーボードに似ている分なかなか慣れる事が未だにありません。
親指キーボードなら慣れる事が出来るんでしょうかね?