国民が望む「次の首相」の理想像は?

裏金問題によって、ただでさえ低迷していた岸田政権の支持率が非常に危険な水域に入っている。というかもはや過去最低の支持率を更新するのではないかとう勢いだ。各社の世論調査でも、10%台の数字を示すメディアが存在している。国民の批判は非常に根強く、岸田政権の退陣を求める声も日に日に強まっている状況と言えるだろう。

AERA dot.がインターネットを利用した緊急アンケート「次の首相には誰が適しているか」¹ を実施したが、果たしてそこから見えてくる国民が求めるリーダーシップの理想像とは誰なのだろうか。

結果は下記のようになった( )内は所属政党 1

次の総理大臣は誰がいいか

一位はダントツで石破茂、なかなか首班指名を勝ち取れていないが次こそはの機運が高まっている。問題は党内での人気なのだろうけども、今自民党内が荒れていそうだから漁夫の利を狙うなら今回なのか。

二位はれいわ新選組の山本太郎。非常にわかりやすいトークとアグレッシブな姿勢、そしてルックスも良いのが評価の原因か。たださすがに現実離れしているが、これだけの票を集めたという点では与党側はそれなりに敬意を払うべきなのかも知れない。先日タウンホールミーティングに行く機会があって話を聞いてきたところである。れいわにはまだブレインが足りないイメージだが、陰謀論に対して断固たる姿勢を取っている点は評価したい。以外に左って訳でもないんだよね。

三位は憲政史上初の女性首相の座を狙う高市早苗。個人的にはあまりいいイメージがなかったのだが、一連の聖飢魔IIを巡る発言を聞いてしまうと30年来の信者である筆者も敬意を表せざるを得ない!?地元が奈良で父親と被るのも接点といえば接点。うまく推薦票を集められればチャンスはあるか。

四位の河野太郎と五位の小泉進次郎においては、まだ党内の人望はそこまで無さそうではあるが、国民から熱い視線を浴びているのは間違いない。河野太郎氏はデジタル改革など率先して一人でも先陣きって動ける点は評価できる、今の派閥政治が無くなれば活躍できるのかも知れない。小泉二世は今のところ、ちょっと世論からは逆風なのではないかと思うが次の次の次くらいだと本命になっているのだろうなと思う。皆さんはどうお考えなのだろうか。

  1. アンケートは12月13~15日。記事やSNS、メルマガなどを通じて回答を呼びかけた。設問は2問で、「次の首相には誰が相応しいと思うか」、「その政治家を選んだ理由」をそれぞれ記述式で尋ねた。回答数は719件(男性505件、女性189件、その他・無回答25件)。 ↩︎
立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。在米歴20年以上。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(ともにDiscover21)など計六冊を上梓。