久しく電子出版のネタは大きなものがなかったが、今日のアマゾンの発表は大きなニュースだと言えるだろう。
まず新製品発表の記者会見が東海岸時間の午前10時から開かれ、その後に下記のようなIRが出た。
ntroducing the All-New Kindle Family: Four New Kindles, Four Amazing Price Points
New latest generation Kindle – world’s bestselling e-reader now lighter, faster, and more affordable than ever – only $79
New “Kindle Touch” with easy-to-use touch screen – only $99
New “Kindle Touch 3G” with free 3G – the top of the line Kindle e-reader – only $149
New “Kindle Fire” – the Kindle for movies, TV shows, music, books, magazines, apps, games, and web browsing with all the content, free storage in the Amazon Cloud, Whispersync, Amazon’s new revolutionary cloud-accelerated web browser, vibrant color touch screen, and powerful dual-core processor – all for only $199
まず新型 Kindle は廉価版として位置づけられ、価格は脅威の79ドル(今のレートだと6000円ちょっととか)。
そしてこれまで待ち焦がれていた感のあるタッチパネル搭載型の “Kindle Touch” が99ドル(WiFi版)と149ドル(3G版)
ここまではなんとなく予期されていたものであり、製品のデザインや色合いも過去のモデルを踏襲しているのが誰にでも分かる。
そして、最後にいよいよアマゾン初のタブレット機 “Kindle Fire” が199ドルで発売。
(しかし、この Kindle Fire って何ともベタな名前だが、最初に Kindle というネーミングをつけた時から狙っていたのだろうか。とすると、Fire が実はアマゾンの狙いだったということになるが)
ジェフ・ベゾスCEOも得意満面という感じ。
これまでの Kindle の発表はアップルのそれと比べると地味なものだった。しかし、今回はデモ動画からして華やかである。どう見てもアップルを意識している気がする。
この Kindle Fire に関しては今日別のIRも出ている。
Introducing “Amazon Silk”: Amazon’s Revolutionary Cloud-Accelerated Web Browser, Available Exclusively on Kindle Fire
今回アマゾンは満を持して、自社の持てる力を存分に発揮できる製品を投入してきたという雰囲気が漂う。Cloud Serviceを前面に打ち出しているのもその一つ。ここで紹介されているクラウド型ブラウザー「Silk」の実力は如何に!?
(次のエントリーに続く)
<参考記事>
タッチパネル採用のアマゾン Kindle Touch は 99ドル、3G付きで144ドル (エンガジェット)