頑張れニッポンプロジェクト 世界で拡大中!

Steve Boyer

地震勃発以後、しばらくは主な発言の場をツイッターに移していた。もともとはツイッター嫌いを自認していたのだが、今回の震災でツイッターが果たした影響力は否定できず、見直したのは本音。そして、日本の著名インフルエンサーの方々の対応を見ている内に、評価が好転した方も数人いる。やはり、ここ一番という状況で、その人物の人間性がよく顕れるというのは否定できない。恐らく同じような思いを持った方も多いはずだ。

さて、ここロサンゼルスは、一部メディアが報じたような「放射能騒ぎ」もまったくと言っていいほど聞かず、平穏である。しかし、日本の復興支援イベントは各地で開催されている。及ばずながら、こちらにいながら、何かできることをと思い、「がんばれ日本!」プロジェクトを立ち上げているのは既報の通り。激励ビデオも少しずつ集まってきた。(もっとあるのだが編集などの作業に追われている) 同時に、世界でも同様のプロジェクトが立ち上がり、YouTube上では日本を応援するメッセージが数多く掲載されている。深刻な被害のでた被災地の方々が平安を取り戻し、これらのビデオを見るまでにはまだまだ時間がかかるだろうから、それまでにできるだけ多くのメッセージを集めていきたいと考えている。

YouTubeのチャンネルはこちら。アカウントは”gambarejapan”で管理している。LAにいる数名の有志(@Yasutakや@NorikSuzukiさんなど)でアチコチを回って声を集めている。ロサンゼルスにいる日系人は特に真摯な対応を見せてくれており有り難い。また、一般人以外のセレブ的な存在もアメリカの慈善活動にはよく顔を出すので、そういう人物も直撃してメッセージを集めている。我々が撮影した以外のコンテンツはFavoriteにまとめてある。当初の目標の100本はもうすぐ達成できそうな雰囲気だが、それを千本、万本としていきたいと願っている。(もちろん、筆者だけの力では限界があるので、自然とこれが一つの運動になり、世界中の人々がメッセージをこれからもアップし続けていくだろう。)
世界から愛される国、日本のために、このような草の根支援運動の輪はどんどん拡大中である。
もちろん、これ以外にも漢字の「愛」の字をモチーフにした活動(愛from LA)を別の仲間が展開していたり、Tシャツなどの物販につなげて支援している方など、支援のネットワークはそれぞれの良心の赴くままに、世界各地で広がる。それらをインターネットを通じて観察することができ、拡大していくというのは何とも素晴らしいことではないか。支援活動する者も、自身の成長につながるような、大きなものが得られるだろう。

YouTubeのチャンネルはコチラ
Steve Boyer
(*ここに映っているのは、一昔前に全米で一世を風靡した画期的なシューティング・アーケードゲーム「Police Trainer」を開発したSteve Boyer氏。現在OTISという名門デザイン学校で教鞭をとっている彼は大の親日家で、今回の震災があって真っ先に筆者に連絡をくれた人物の一人である。)

私もメッセージをアップしてみた。屋外で少しうるさかったので、また改めて違うメッセージもアップしたいと思っている。
正直、人前で何かするにはまだまだ訓練が必要な筆者である(苦笑)

今回の震災が改めて浮き彫りにしたものの一つは、日本の外交ベタというか、海外への情報発信の質・量ともの低さである。
現在英語圏メディアへの寄稿をしたためているところだが、下記のようなSNSでも情報の発信に務めている。

友人が理事を務めるUN Association LA支部が4月上旬に行うFund-raiserに向けて、上記の動画や被災者の親戚のメッセージなどを入れたものを上映する予定である。Playing for Changeにも協力を要請したら、快く了解してもらえた。平和を願う者たちの気持ちが一つにつながるのを感じる、ソーシャルメディア、そして何よりそれを可能にしたインターネットの力を感じられずにはいられない。

意力は東日本大震災の復興にあたり、下記の2つの募金運動を支援しています。
We’re supporting following charity activities for the SENDAI Tsunami and Earthquake 2011 relief.

Shin Koyamada Foundation
日本財団

頑張れ、ニッポン!頑張れ~!!

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。