3月22日付のIRで米アマゾンは携帯向けグーグルOSのアンドロイド市場に対して「App Store」を開設したことを告知した。
App Storeという言葉はすでに耳慣れた言葉だ、もちろんそれはアップルが運営しているものがiPhoneやiPodを含めたApple社の主要製品をほぼ全て網羅しているからである。
しかし、このサイト、名前だけじゃなく、見れば見るほどアップルのiTunes上で表示されるApp Storeにそっくりだ。
すでにメディア各社で報じられている通り、どうやら本件でAppleはAmazonを商標権の侵害で提訴したらしい。しかし、ずいぶん思い切ったことをやったものだ。日本経済新聞の記事
アップルがアマゾン提訴 「アップストアの名称使用」 商標権侵害で
アップルは18日付で米カリフォルニア北部地区連邦地裁に提訴した。アマゾンのソフト開発者プログラムで「アップストア」の名称が不正に使われているほか、アマゾンが多機能携帯端末など向けのソフトウエア/async/async.do/ae=P_LK_ILTERM;g=96958A90889DE2E6E3E4EBEBE5E2E3E4E2E1E0E2E3E29BE0E2E2E2E2;dv=pc;sv=NX配信サービスでも「アップストア」の名称を使おうと計画していると主張。利用者の混乱を招きかねないとしている。
昨日米携帯キャリア最大手のAT&TがドイツテレコムよりT-Mobileを買収するというニュースをきいたばかり、これでSprintを覗いた大手三者がiPhoneを扱えるようになりそうだ。アンドロイドOSのシェアがスマートフォン市場では一位になったという報道もあったところなので、これからどんどん拡大していくアンドロイド市場をがっつり取り込みたいというアマゾンの思惑がひしひしと感じられる今回の戦略。果たして訴訟の行方はどうなるのだろうか。業界を牽引する大手二社がいよいよガチンコの対決、ということでますます目が離せない。