iPad の先行販売が始まった今日、アップルは公式サイト上にiBooksの特徴ページを追加した。
Apple Rumorの記事によると、
Apple confirms that the application will utilize the open ePub standard, which will allow users to import any open ePub content into iTunes and sync it with their iPad for viewing, even content not acquired through the iBookstore. Apple has been quiet about any sort of digital rights management (DRM) for content sold through the iBookstore, but reports have suggested that it will utilize a version of Apple’s FairPlay DRM that was formerly used on iTunes Store music and continues to be used on video content distributed via iTunes.
フォーマットとしてはオープンePUBが採用され、iBook Store 以外から取得したコンテンツでもiTunes経由でiPadに同期させることが可能になるそうだ。注目のDRMについては過去に音楽ファイルに適用され、現在も動画コンテンツに利用されているフェアプレイDRMが採用されるのではないかとのこと。
特徴画面では1ページ画面(縦)と2ページ画面(横)に端末を回転させるだけで簡単に切り替えることができる機能についての説明がある。またeBooksのコンテンツ内にある単語をクリックすることで、内臓されている辞書アプリやウィキ、あるいはウェブ検索などと連動して検索することが可能。またボイスオーバー(音声読み上げ)機能もついている。
iBooks はiPad Appをダウンロードして使うことになるのだが、現在アップルと出版交渉をしているとある出版社の名物社長から聞いた情報では、これに伴い、次回のiTunesのアップデートでは電子書籍に関するタブ “books?”が追加されることになっているらしい。また現在のiPhone Appのシステムから考えるに、最初からUS版でも日本語のコンテンツを出版することは問題ないはずというのが彼の意見だったが、筆者もそれに同調するものである。つまり、いよいよ日本も4月4日(日本時間)から電子出版の戦国時代に巻き込まれていくという見通しが立ったということだ。
(ところで筆者は急遽3月18日から2週間ほど日本に出張することが決まり、予定の最終調整をしているところである。現地では電子出版案件でもかなりの日数を割くことになりそうで、電子作家や日本のパートナーとの打ち合わせ、メディア取材も数件打診がある状態。普段は数日しか滞在しないことが多いので、この機会に電子出版(あるいはNINGを使ったコミュニティサイト構築)に関する直接の商談あるいは取材をお望みの方がいらっしゃればこちらか電子出版SNSにてお問い合せ頂きたい)
2010 年 3 月 13 日
[…] 追記:そんなことを書いてたらこんな記事が… iBooksの詳細がアップルサイト上に登場 次のiTunesでは”book”タブが登場!? 取り込まれますとも、iTunesに、喜んで(^^; この記事を Twitter […]