ChatGPTを体験してみて思ったこと(2)

4oの使いやすさ

生成AIの代表格であるChatGPTにはその後もずっとお世話になっている。特に新しい4oはとてもいい。前進の4に比べて速くなったし、対応できるデータ量も増えたようだ。(最近は使用制限にひっかかることも少なくなった)しかもこれからいよいよデモで話題になった音声対応がでてくるから楽しみだ。

個人的なもの、仕事、大富豪連盟、いろんな用途で開発をするのでやることがほんとにバラバラなのだがすべての相談に応えてくれるのはほんとに有り難い。最近ではGoogle Spreadsheetの関数や、Google APIでそのデータを公開する手順、SSH接続、ドメイン取得会社とホスティング会社が別の場合のSSL認証、さくらのレンタルサーバーに無料ヘッドレスCMSのStrapiをインストールするなどの技術的なことから、DeepLで翻訳した文章やAIライターツールでできた文章をリライトさせたりなど活用範囲がほんとに幅広い。(ADHDの人にはうってつけではないか)

Image Credit:OpenAI

昔から器用貧乏と言われるのが嫌でオールラウンダーだと自分の中でこっそり反論してきたが、ITだけに限ってもフロントエンドからバックエンド(Javaはまだ手つかずだが)までいろいろ薄く学んでいる間にこれは若い人大変だなと思う気持ちが強くなってきた。あまりにも学ぶことが多いし、ツールも技術も日進月歩である。心を無にして禅僧のような気分でいないと我を出すとすぐに波に飲み込まれておいていかれてしまいそうだ。コストの問題も常にあり、便利だからとHerokuやSanityCMSを使ってみたらすぐに課金されてじわじわダメージを喰らう。昔からドメインも大量に保有していて、一部は売りに出したりしたが全く売れないし、年間登録料も気づいたらどんどん上がっているのでびっくりした。.comドメインなんて1000円ちょっとで更新するイメージだったがもう3000円オーバーになってきている。

生成AIがすごいと言っても、まだまだ完全といえるレベルではない。SBの孫氏がいうようにこれから10億倍の進化を遂げていったらいまとまったく違う景色が見えるようになるのかも知れないが、現状「器用貧乏」と「オールラウンダー」の真ん中くらいな気がしている。ただそれはあくまでもそれぞれの分野の専門家と比較した場合であり、一般人からしたらハイパーオールラウンダーである。振り飛車やっても無双できる藤井聡太とか、何の怪我もなく二刀流をやり続けられる大谷翔平みたいなものである。

残念なのはその凄さがなかなか一般人には伝わりにくいことだ。なぜなら自分の知っていることしか評価できないから。相手の英語がどれくらい上手かを判断するには自分の英語力もそれなりになくてはならないのと同様。でないとペラぺーラの一言で十把一絡げにされてしまう。今の生成AIに対してもそんな感じの評価があり孫氏が憂うのもわかる気がするのである。といっても本当のAI革命は量子コンピュータが実用化されてからになると思うので、まだまだこれからだ。日本も失われた30年の間に無くした国際競争力を秀逸なリソース配分と経営判断、そして政府の誘導で今後回復していければいいと切に願う。(続く)

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立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。

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