ソーシャルメディア革命に潜む闇 コンゴプロジェクト

Congo Map

少しオドロオドロしいタイトルになってしまった。

しかし、年明け早々、筆者の興味を強くそそるプロジェクトを渡米時代からの恩師である、あるメンターから頂いた。(前回の中国3Gプロジェクトから1年とちょっと、今回のプロジェクトもスケールが大きい)

今回の舞台はコルタンというレアメタルを巡って多くの生命が命を失い、たくさんの女性や子供の人権が蹂躙されているコンゴ。世界でソーシャルメディア革命が進み、このような内容が明るみに出ることは非常に重要なことだが、その背後で、ソーシャルメディアを支えるスマートフォンの電子部品などのために必要なレアメタルを巡って、多くの生命が蹂躙されているということも看過すべきではない。

(コルタンについてのウィキからの引用)
タンタルは携帯電話、ノートパソコン、ゲーム機などの電化製品におけるコンデンサーなどに用いられる。これら電化製品の普及に伴い、コルタンの需要が近年増加している。

Congo Map

まだ詳しい内容はここでは明らかにできないが、今年はこのコンゴの闇を巡るソーシャルメディアのプロジェクトに関わっていくことになりそうだ。本も1,2冊執筆することになるだろう。

実は筆者自身、渡米する前からアフリカに関する問題には常に興味をもっており、それが縁で1997年にはエチオピアに数ヶ月滞在し、アジスアベバ大学にて授業を聴講していたこともある、というのはこのブログでも何度か述べた。その後UCLAで環境学を学んだきっかけにもなった。

コンゴについての動画

コンゴの紛争の歴史についてはコチラに詳しい

Enough ProjectというNPOを立ち上げているJohn Prendergast氏が紹介するConflict Mineral 101

彼らは、このような犠牲の上に成り立っている部品含まない、「コンフリクト・フリー」な部品を大手企業が利用していくように働きかけるべきだという声をあげている。

Raise Hope for Congo プロジェクト

これに似た分かりやすい話がディカプリオ主演のブラッド・ダイヤモンドという映画。ここでは、文字通り人名の犠牲(血)によってもたらされたダイヤモンドが話題になった。(これについても諸説はあるようだが、何らかの事実を元にしているであろうとは思う)

どこまでできるか分からないが、やれるだけやっていきたいと思う。今年の意力ブログでは、一風変わったエントリーが続くかも知れないが、興味のある方はぜひとも行方を見守って頂きたい。

立入 勝義 (Katsuyoshi Tachiiri) 作家・コンサルタント・経営者 株式会社 ウエスタンアベニュー代表 一般社団法人 日本大富豪連盟 代表理事 特定非営利活動法人 e場所 理事 日米二重生活。4女の父。元世銀コンサルタント。在米歴30年。 主な著書に「ADHDでよかった」(新潮新書)、「Uber革命の真実」「ソーシャルメディア革命」(共にDiscover21)など計六冊。

2件のコメント

  1. みゆき
    2011 年 1 月 3 日

    明けましておめでとうございます。
    今年もよろしくお願いします

  2. will
    2011 年 1 月 22 日

    明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞよろしく。

    てっきり別のみゆきさんかと思ってました(苦笑)

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